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装甲悪鬼村正 妖甲秘聞 鋼 [装甲悪鬼村正 その他、外伝系感想]

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どう記事を書こうか非常に迷いました…。
迷いに迷って、ストーリー的な紹介はほどほどに…という感じで。

ネタバレ入っておりますのでご注意を。



◆楠木某
ドラマCDでは大川透さんが声を当てられているからなのかは分かりませんが、新しいビジュアルは大川さんの力強い声によりピッタリなカッコよさになっていると思います。
ちなみに吉野御流堂上礼法の使い手。吉野最強の武者です。

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纏う劒冑は小竜景光。
陰義は推力増強。
制御不能レベルの爆発的な加速力(音速を超える)は、強襲や離脱に使うのが適切だそうですが、楠木さんはこれを正面切っての武者戦に利用。常に高速で動き続ける敵騎が先手を打とうとする瞬間を、吉野御流"無明の理"にて制し、自らを矢と見立てて狙撃するという常識外れの大技、魔剣にまで昇華してしまいます。

「吉野御流堂上礼法"月欠"が景光崩し──────倶利伽羅(くりから)」

魔剣のシーンは濃密に描写されているので、邪念編で戦闘が物足りなかったという方にもオススメ。燃えます。

◆足利某
矛を止める武となる為に村正を纏った足利のお兄さん。
裏切りばかりで親族すら信じられない世の中で、兄弟助け合って頑張ってきたそうで、一生懸命支えてくれる弟の誠意に応え、大和の長い戦乱を終わらせるべく村正と結縁を果たすのですが…。兄弟の、互いを思いやったり大和の平和に思いを馳せるシーンは、後の展開を知っているだけに切ないものがありますな…。

当初の村正の運用は中々に理想的。
自身は後方から精神同調の波を送ることで、南朝の劒冑を持たない兵士に善悪相殺の呪いを撒き、戦意を失わせるという作戦は大当たり。何度も南朝側を敗走させます。
また、強敵である楠木駆る景光には、卵を植えつける事で殺さずして戦を終わらせようとしましたが(殺すと自身が村正の呪いに縛られるので)、これには失敗。逆に楠木さんの魔剣にて心臓を両断される結果になってしまうのですが…。

「もはやこの世に兄上を討てるものはおらん。これすなわち天意なり!兄上こそが世を正し、天下を治めるのだ!」

始祖村正の陰義により、なんと致命傷が完治。始祖の陰義については後述。

楠木との直接対決をも退けた足利ですが、南朝側の打ち出したとある策が裏目に働き、彼は乱心、北朝は狂気の軍団と化し、戦いはより一層泥沼に。
ドラマCDではただ二世に討たれただけの足利某さんですが、鋼ではどのような結末が訪れるのか…それは読んでのお楽しみということで。

◆狭霧
楠木十三騎の一人。元巫女さん。骨喰藤四郎の陰義にて挿絵付きでエロい目に合われていました。
彼女の劒冑の陰義が、終盤での大事な鍵となっています。

狭霧さんはドラマCDの方が掘り下げられている印象。楠木さんへの思いとかも、ドラマCDの方が若干感情移入しやすいかな。
とはいえ設定の変更もあるので、必ずしもドラマCDで補完出来るというわけではないのですが。

◆篝
楠木十三騎の一人。表紙の一番手前にいるキャラですね。
吉野御流合戦礼法の使い手。
ゲームにも繋がる非常に重要な役割を背負っています。
スカっとした非常に気持ちの良い性格をしているのですが、天才型故か、剣の型稽古は苦手な模様。しかし気まぐれにも見える変幻自在の剣は敵にとっては厄介極まりなく、始祖の複製体をも翻弄するほど。複製体は意外にあっけない気もしましたが、誕生したばかりというのもあるのかな。

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篝の劒冑は陰義を持たず、名甲の類ではないようですが、篝の一族の人間が二世村正の旦那さんより薫陶を受けて鍛えた劒冑らしく、関鍛冶の技術が随所に見られる造りに。
強烈な打ち下ろしである"雪崩"や、投擲技の"飛蝗"等、篝自身の高い技量に、限りなく近い心甲一致も相まって、上物の劒冑相手にも全くひけを取らない活躍を繰り広げます。
ちなみにこの劒冑、ゲームにもちょこっとだけ重要な場面で登場している模様(ほんとにちょこっとですが)。

◆始祖村正
鍛冶師は南朝側の人間ですが、とある思惑により北朝に渡った劒冑。
仕手は足利某。
ドラマCDでは磁力操作だった陰義が、基素操作、つまり素粒子に働きかける力に変更されています。
更に浦夢さんから授かった金神の結晶も合わさる事で、

・破壊された心臓すら瞬時に修復する、不死身に近い再生能力
・甲鉄や間接部の異常な強化
・気象操作
・精神同調
・武器を自在に変形
・時間操作による超加速
・基素分解の力を斬撃に乗せる

等々…。万物を操れるということで、その可能性は仕手の熱量が許す限り無限大。どれ一つとっても単体で劒冑の陰義として成立するほどに強力だとか。

そしてこの金神の結晶の力、終盤では更にとんでもない事態を引き起こす事に…。

◆二世村正
南朝に渡った劒冑。
仕手は楠木某。
村正の呪いを知った楠木さんと一時は決裂し、二世とちょっとした縁を持つ篝(正確にはその劒冑の方ですが)が結縁しょうとしましたが、結局それはならず。実現してたら色々面白い事になってそうですが。

「吉野御流堂上礼法 "釈掌" が村正崩し──────羅睺(らごう)」

辰気を用いた裏当て。攻撃そのものは何も無い空に掌打を放ったようにしか見えず、離れた相手の体内に威力を伝える事が可能。
江ノ島で銀星号が発振砲を見て使ったのも同種の技と思われます。

太刀による月欠で魔剣を編み出した楠木さんではありますが、さすがに光のように、無手で足に甲鉄を集中して月欠を放つという発想は生まれなかったようです。
しかしそれでも、通常の武者の空戦におけるルールに縛られない機動性は圧倒的。

二世が太刀を得物にしなかったのは、認識不能の戦闘速度の前には間合いなど無意味であり、甲鉄を貫く威力は拳に辰気を重ねれば事足りるからだそうです。二世ほどの性能にもなると、振り回す手間の分遅くなり、かつ攻撃軌道が限定される太刀は、もはや足枷でしか無いようで。

◆楠木十三騎
狭霧さんや篝以外の方々もバラエティに富んでいます。
様々な真打、様々な陰義が登場しており、劒冑といえば真打しか無かった頃の華やかさを存分に堪能出来るかと。

◆飽間
村正が妖甲となった事に少なからず責任を感じているようです。
それはともかくとして、飽間さん今回大活躍。心鉄を狙い撃つぜ!!

◆仮定の話
とある白蝦夷が、金神の結晶を素材に劒冑を鍛造。すると誕生したのは劒冑ではなく赤子だったそうな。成長した赤子は万物を操るかのような数々の奇跡を起こし、最終的には彼を恐れる人々によって十字架にかけられたのだとか。
なんのこっちゃと疑問に思われた方はぜひ鋼本編でご確認下さい。

◆設定集
巻末に、鋼に登場する劒冑達の設定が掲載されています。
初出の劒冑満載なのでワクワクしますが、どのようなカラーリングなのか分からないのは残念…。

 

ドラマCDと同じ南北朝の争いを描いた作品ではありますが、内容はより濃密に、そして戦いのスケールもパワーアップした一冊となっています。
ドラマCDより段違いにボリュームがありますが、ドラマCDにしか無いシーンもある為、両方揃えて聞き比べするのも面白いかもしれません(ドラマCDの方には、悪鬼編の後の湊斗さんや三世も少しだけ登場したり)。

一週間ほどしたら、また鋼に関する記事を作る……かも。


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雪風

買うか、買わないかで大分迷ってます。

同人誌の類なので、普通の店頭に置いてないし。

通販にすると送料やら高いので・・・(ニトロダイレクトとか)

どうせ ハッピーエンドにならない話だから・・・

って思っても、にしんさんのレビューを読むと買わないという気分になるんですよね(泣


by 雪風 (2011-02-17 16:57) 

にしん

>雪風さん
ドラマCDに毛が生えた程度……ではないんですよねぇ…。
ゲーム本編の数打が幅を利かせ始める時代とは違う、正に英雄豪傑達の時代のお話って感じです。

鋼屋さんの戦闘描写も邪念編より圧倒的に濃く楽しめますし、興味深い設定も色々登場しているのでオススメですぜ!……高いといえば高いのですが(汗
by にしん (2011-02-17 23:25) 

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